想定地震

 青森県全域の震度分布と液状化危険度を予測するために過去の地震履歴等を参考に、青森県に将来、大きな被害を及ぼすと考えられる想定地震3ケース(海溝型地震2ケース、内陸型地震1ケース)を想定しました。

地震を起こす断層

(1)想定太平洋側海溝型地震

 1968年十勝沖地震(M7.9)及び1994年三陸はるか沖地震(M7.5)の断層モデルを参考に、太平洋側で起こりうる最大規模の地震を想定しています。この地域の地震の再来周期は80年から100年と考えられます。
 マグニチュードは8.2を想定しました。

(2)想定日本海側海溝型地震

 1704年の羽後・津軽の地震(M7.0)の断層モデルを参考に日本海側で起こりうる今後500年の間で最大規模の地震を想定しています。この想定地震は、1983年日本海中部地震の震源より陸地に近く、陸地での震度及び被害が日本海中部地震より大きくなるように設定しています。この地域の再来周期は500年から1000年と考えられます。
 マグニチュードは7.3を想定しました。

(3)想定内陸型地震

 1766年の津軽の大地震(M7.2クラス)の際に活動した可能性のある「津軽山地西縁断層帯」を参考に、マグニチュード7.2を想定しました。

マグニチュード
 マグニチュード(M)は、地震のエネルギーの大きさを表し、数値が大きい程、規模の大きい地震といえます。 マグニチュードの値が0.2増えるとエネルギーは約倍になります。

地震と地盤

震源で発生する地震波は、断層面から固い地盤を通り、地表面に伝わっていきます。
 一般的に、地震波は、地震が発生する地点での震源特性、地震波がいろいろな地層を伝わって性質が変化する伝播特性及び軟弱な地盤を伝わって変化する増幅特性によって、性質が大きく変化します。
 とくに、増幅特性は、地震波のもつ性質を大きく変化させるものであるため、本調査では表層地盤をより精度よくモデル化しました。

地盤構造と地震波の伝播過程の模式図

地盤構造と地震波の伝播過程の模式図

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