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冬山での遭難事故が発生しています 毎年、八甲田山、岩木山などで、登山、スキー、スノーボーダー等による遭難事故が発生しています。吹雪のため視界が悪く、スキーコースから外れて沢に入り込んで遭難するケースがほとんどです。山での遭難は、残る家族の悲しみはもちろんのこと、地域の方々に迷惑をかけることになります。冬山遭難事故防止の心得を遵守し、遭難には十分注意してください。
1 冬山遭難事故防止の心得 (1)入山前
(2)入山時
(3)万が一迷ったら
冬山よりも大切な命、遭難には十分気をつけましょう。 雪崩の原因となる雪庇の箇所や大きさは、その年の天候や地形によって異なっています。 また、南八甲田山、猿倉岳周辺では、突風によるものと思われる複数の倒木のある箇所が発見されています。このように、その時々や場所によって山々は様相を異にしますので、入山の際には、くれぐれも天候や地形などをよく調べてから楽しむようにしてください。
2 冬山遭難者の生還事例 (1)遭難事例1 ア 概 要
平成13年2月15日午後5時頃、遭難者の家族から「母が勤務する会社から電話があり、青森県の八甲田山に行くといって休暇を取ったが、休暇を過ぎても出勤していないので、遭難しているのではないか。」との通報が青森警察署に寄せられた。警察署では、遭難の可能性があるとして八甲田山付近の旅館等を調査したが、遭難者の足取りがつかめずにいた。このような中、酸ヶ湯温泉から「駐車場に数日前から放置されている車両がある」との情報が寄せられ、2名が同温泉に宿泊し登山に出かけたことが判明した。 県防災消防課では、直ちに陸上自衛隊第9師団に自衛隊派遣の要請を行うとともに、陸上自衛隊・警察・消防など約250名体制で捜索を開始した。しかし、山は猛吹雪で荒れ狂い、数メートル先が見えない中での必死の捜索となったが1日目は発見することができなかった。 捜索の2日目。再び猛吹雪の中で捜索隊は必死で八甲田山を探し回ったが、なかなか発見できないでいた。その日も発見できないまま捜索を打ち切ろうとしていた午後4時35分、遭難者から救助を求める携帯電話が鳴った。遭難してから8日目のことである。しかし、もう1名の遭難者が山の中腹に設営したテントの中で救助を待っており、一刻も早く救助しなければならなかったが、二次災害の危険もあるため夜間捜索を中止し、翌日の捜索に備えてテント設営場所の特定を急いだ。翌日、テントの設営場所を特定した捜索隊は、一気に遭難地点に向かい、見事18日無事救助、保護した。
イ 無事生還した要因 ア 2〜3日分の食料を小分けにして食べていたこと。 イ 冬用のテント、コンロ、装備品等を準備していたこと。 ウ 携帯電話の電源を必要以外はOFFとし、バッティリーが消耗しないように体で保温していたこと。 エ テントは、木立に囲まれた場所に設営したほか、風に飛ばされないよう両端をスキーで固定していたこと。 オ 万が一に遭難した場合に備え、捜索隊が発見しやすい、風上の高台を選んでテントを設営していたこと。 カ 冬山に精通した者を同行していたこと。
(2)遭難事例2 ア 概 要
平成13年2月19日午後4時35分頃、八甲田スキー場フォレストコースで寒水沢に迷い込んだ岩手県の男性スキーヤー4名が、携帯電話で遭難を知らせたことから捜索が始まった。 通報を受けた県消防防災課は、直ちに陸上自衛隊第9師団に自衛隊派遣要請を行うとともに、翌日の2月20日、警察・陸上自衛隊・消防団など約200名体制で、地上隊と自衛隊ヘリにより捜索を行ったところ、午前7時18分、通報した遭難場所と違う場所で自衛隊ヘリが遭難者を発見、保護した。
イ 無事生還した要因 ア 携帯電話を所持していたこと。 イ 動き回らず、雪洞を掘ってビバークしたこと。 ウ 八甲田山を知っていた者が同行していたこと。
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